第146回例会 ソーシャル・キャピタルから考える~水素エネルギーの社会受容性を例に~

次回例会では、株式会社テクノバ調査研究部主査の丸田昭輝氏をお招きします。

世界各国で水素エネルギーの利用が始まっており、日本でもトヨタのMIRAIを始め、様々な取り組みが始まっています。安倍首相も4月11日の第1回再生可能エネルギー・水素等関係閣僚会議で、日本が世界に先駆けて水素社会を実現させていくことを述べられています。しかし、まだ水素利用に関する理解は進んでいないようです。
いわゆるNIMBY問題や、福島原発での水素爆発などの悪印象に加え、科学的根拠がまだ議論されている「水素水」では誤った情報が発信されています。

丸田氏は、過去にNEDOの水素技術ロードマップや蓄電池ロードマップの事務局を担当されるなど、蓄電池や水素・燃料電池に造詣が深く、また丸田氏の発案で、国の委託事業にて市民向け情報サイト「水素エネルギーナビ」の運営をされています。
http://www.hydrogen-navi.jp/

丸田氏はハーバード大ケネディ行政大学院にて行政学修士を取得、その後、市民の省エネ行動をソーシャルキャピタルから解析する論文で東京大にて博士(環境学)を取得されています。今回は、ソーシャルキャピタルの視点から、水素エネルギーはじめ、エネルギー問題の課題を考えるヒントをいただきます。

今後の例会

11月
7
7:00 PM 第173回例会 わが国の財政について...
第173回例会 わが国の財政について...
11月 7 @ 7:00 PM – 9:00 PM
わが国の財政について―不都合な真実を正視し、打開する― 日時:11月7日(木)19:00~21:00(18:50開場) 講師:元財務事務次官 矢野康治氏 アレンジ担当:齋藤尚子(公益財団法人国際人材協力機構) 税収の満足な裏付けがないままに一貫して伸びる一般会計歳出。その差を埋める国債の残高は今や1,100兆円を超えています。少子高齢化社会の日本は今後金利の上昇にも直面します。 次回例会では、わが国の財政上の不都合な真実について正しく理解するとともに、どうすれば良いのか議論します。日本の将来を直撃する大変重要な問題です。 講師にお迎えする矢野康治さん(元財務事務次官)の略歴は以下のとおりです。 小樽税務署長、ハーバード大学国際問題研究所研究員、主税局税制第二課課長補佐(消費税)、主税局税制第一課課長補佐(所得税)、主計局主計企画官(財政分析・政策評価・予算執行調査係担当)、主計局調査課長、内閣官房長官秘書官、大臣官房長、財務省主税局長、財務省主計局長を経て、2021年7月財務事務次官、2022年6月退官。神奈川大学特別招聘教授。財務省在職中の寄稿『財務次官、モノ申す「このままでは国家財政は破綻する」』月刊文藝春秋(2021年10月8日発売)にて文藝春秋読者賞受賞。